MUSIC SOUP -45r.p.m.-という組番でZeebraさんが発表した影響を受けた曲をSpotifyのプレイリストにまとめました。
キングギドラの『空からの力』はその後の韻の踏み方を決定付けたものとして、日本語ラップの名盤を語る時にまず真っ先に挙がるアルバムですし、Dragon Ashの「GRATEFUL DAYS」では「俺は東京生まれ HIP HOP育ち 悪そうな奴は大体友達」というおそらく日本で一番有名なパンチラインを生み出し、そして最近ではフリースタイルダンジョンでメインMCとオーガナイザーを務めていることからもわかる通り、日本のヒップホップシーンにおいてまさに顔役ともいえるZeebraさんのルーツが垣間見えるプレイリストです。
前回の宇多丸さんのプレイリストと比べると、1971年生まれのZeebraさんはよりヒップホップに寄った選曲なので数字では2年の差ですが、その頃のポップミュージックへのヒップホップの浸透具合がいかに劇的なものだったかが浮かび上がってきます。
2017年にはZeebraさんの発案から日本初のヒップホップ専門チャンネルWREPがインターネットラジオ局として開局されました。
近年のケンドリック・ラマーの活躍や『ブラックパンサー』の大ヒットでヒップホップがカルチャーのど真ん中にあるのは言うまでもありませんが、そんな今を確実にキャッチしておきたいなら、こちらもチェックするのもおすすめです。