チャート式ポップカルチャー

チャートやプレイリストから現在のポップカルチャーを眺めるブログ

(プレイリスト)PUFFYの「これが私の生きる道」を構成する奇跡の曲たち

平成という元号がいよいよ終わろうとしているわけですが、このおおよそ30年間はほぼ90年代、00年代、10年代と3等分に分けて考えることができます。

中でも日本の音楽産業に関して言えば、最初の10年である90年代は最も勢いのある時期でした。

 

この時期というのは、小室哲哉さんであったり小林武史さん、そしてつんく♂さんのようにプロデューサーが大活躍した時代である一方、「今夜はブギー・バック」や「DA.YO.NE」といった日本語によるラップが大ヒットしたり、渋谷系のムーブメントがあったり、要するにサンプリングという手法がポップスに取り入れられていった時代であったと言えます。

 

更に言うとサンプリングという手法は、クエンティン・タランティーノの映画や岡崎京子さんの漫画、ダウンタウンのコントや漫才など、音楽だけに限らずこの頃のポップカルチャー全体を貫くような表現方法だったようにも思えます。

 

さて、今回はそんな時期に奥田民生さんがプロデュースを務めたPUFFY資生堂のCMタイアップ曲「これが私の生きる道」(タイトルの漢字部分だけを読むと資生堂と読めます)という1曲にスポットライトを当てたプレイリストを作ってみました。

 

 

聴いていただけるとわかるように、この「これが私の生きる道」という曲にはザ・ビートルズのフレーズをサンプリングやオマージュした様な部分が非常に多くあり、この1曲の中だけでも15曲以上の参照元が見受けられます。

つんく♂さんがプロデュースするモーニング娘。の「LOVEマシーン」も様々な楽曲からの影響が見受けられますが、それでもこの1曲の参照元の数とザ・ビートルズへの愛情には驚かされるのではないでしょうか。

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また、ザ・ビートルズの再評価という点では本国でのブリットポップやクールブリタニアとも重なる時期であったのも奥田民生さんのセンスの良さなのかもしれません。

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そんな、90年代の雰囲気を切り取った様なプレイリストとしても、ザ・ビートルズの少し変わったプレイリストとしても、「レノンが歌う、ロックンロールな37曲」と合わせ是非お楽しみください。

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